症状

  • 手指の第一関節(DIP関節)が曲がったままになり、完全に伸展することが不可能になります。
  • 曲がった関節部分の痛みや腫れ、発赤や関節可動域の制限が生じます。
  • 他動的には伸展は可能です。

原因と病態

  • 指の関節に、突き指などで外力が加わり、DIP関節の伸展する機能が破壊されます。
  • 指の伸展する腱に損傷をきたし発症するもの(腱性マレット指)と、伸筋腱が付着する、骨(末節骨)が剥離し、骨折する(骨性マレット指)がある。

 

診断

  • 症状確認と、レントゲン検査による、骨折の有無を確認します。

治療

  • 腱性マレット指には、装具による固定を行います。(6週間から8週間)
  • 骨性マレット指には必要に応じて、手術を行い、固定します。
  • 固定が不十分であった場合、マレット変形が残り、指を完全に伸ばせなくなってしまいます。