2010EULAR / ACR 新分類基準関節リウマチの診断には、世界共通の基準があり、米国リウマチ学会(ACR)が作成したものでACR基準と呼ばれています。臨床症状や臨床検査、画像診断などを組み合わせて診断を行います。長くリウマチを患っている患者さんのほとんどはこの基準にあてはまりますが、発病後間もない患者さんでは必ずしもあてはまらない場合が多いのが問題でした。

※上記7項目のうち4項目以上あてはまる場合、「関節リウマチ」と診断
 ※1〜4の4項目は、6週間以上持続していること

 

世界的に早期治療の重要性が認められてきたため、どれだけ早く関節リウマチと診断するかが重要となってきました。
そのため、2010年に、米国リウマチ学会(ACR)、欧州リウマチ学会(EULAR)の両学会から関節リウマチをより早く見つけ出すことを目的とした分類基準が発表されました。各項目のスコアを合計して6点以上になると、関節リウマチと診断されます。

2010EULAR / ACR 新分類基準