H28.12.13、大正製薬株式会社さんによる、抗菌薬に関する勉強会がありました。

様々な疾患の原因として細菌や、ウイルスを含む様々な微生物によるものがあげられます。

微生物を、大きさによって分類するといくつかの種類に分かれ、このうち、ヒトに病原性を示すものを病原微生物といいます。

病原微生物を特定することで、疾患の確定につながることも多く、有効性の高い治療を選択することができます。

病原微生物の特定には、それぞれの特性を踏まえた上で、培養したり、染色などの検査をするなどの方法があるとのことです。

痰などの、検体を採取する場合は、ただ採取するだけでなく、患者様にも採取の方法を理解していただき、協力していただかないと、正しく判定が行えない場合があるということでした。

疾患の原因となる菌が特定されると、ターゲットに合わせた抗菌薬が選択されます。

薬剤を早期に適正使用することが大変重要であるということでした。

病原菌も中には、強い感染力をもつものもあります。医療従事者は、様々な患者様と接する機会も多く、より高い感染に対する危機管理意識をもって、業務に当たらなければならないということをスタッフみんなで認識することができました。

そして、抗菌薬を患者様に服用していただく際には、医師の指示のもと、来院していただくことが大切です。

そして、状態を確認させて頂き、検査や抗菌薬の適正使用のもと、疾患の治癒へとつなげていきたいと思いました。

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これから、寒さが厳しくなり、様々な感染症の流行が予想されます。

手洗い、うがい、マスクの着用、規則正しい生活など、それぞれ気をつけ、元気に春を迎えられるよう、頑張りましょう!