H29.3.14中外製薬株式会社さん による骨を強くする食生活・栄養教室に関する勉強会がありました。

成長期には人の骨密度は上昇し、若年期は骨密度を維持します。そして、更年期、老年期にさしかかると骨密度は加齢と共に下がっていきます。

骨密度を維持し骨折を予防するためには、様々な治療があり、それと併用して日常生活を見直し、適切な食事や運動を行うことは、骨密度の維持には大変重要です。

女性は特に閉経後、骨粗鬆症の発症リスクが高まるのですが、閉経後、そして老年期にかけても骨密度を維持している人には、様々な特徴があります。

活動量が多く、若い頃もよく運動していた閉経が遅かった、適正な体重を維持している(痩せすぎていない)、欠食が少ない、大豆製品をよくとるなどです。

骨粗鬆予防、治療のための食生活では、カルシウム、ビタミンDの多い食事をとる、野菜 果物、大豆製品、たんぱく質の多い食品をよく摂る などです。

また、欠食の無い、栄養バランスのとれた食事をするということも大変重要です。

現在1日に700~800mgのカルシウムの摂取が推奨されていますが、大部分の日本人は足りていないのが現状です。

カルシウムの多い食品としては乳製品、大豆製品、小魚や小松菜やごまなどの野菜類などが挙げられます。

カルシウム自体を摂取することも大変重要ですが、カルシウムの吸収率を上げるにはビタミンDの摂取も重要です。

ビタミンDは、一日に15~20μgの摂取が推奨されています。

また、ビタミンDを合成するには、日光も重要です。

適切な食事療法と、運動や日光浴を意識的に行うことは、骨粗鬆症の予防にとっても、進行予防にとっても大変重要であるということでした。

中外製薬株式会社さんありがとうございました。

~看護師より~