H29.5.30、日本イーライリリー株式会社さんによる、骨粗鬆症治療剤に関する勉強会がありました。

現在の日本は、高齢化が進んでおり、いかに健康な状態で長く生活できるか、いわゆる健康寿命を平均寿命に近づけるということが大きな課題であるそうです。

骨粗鬆症は、骨が脆弱化していても症状を感じることは少なく、骨折して初めて気づく方も多い疾患です。

「いつのまにか骨折」という言葉も認知度があがり、関心を持たれる方も多くなってきているということです。

骨粗鬆症は骨折の連鎖を防ぐということも大変重要であり、一つ目の骨折を最後に!という言葉とともに、早期発見、早期治療を促しているそうです。

骨粗鬆症は様々な治療法があり、骨破壊を抑制する物、骨形成を促進するものと様々です。

骨形成を促進する治療剤は、大変高い効果がありますが、治療期間が一生涯のうちで制限があるためどのタイミングで使用するか、専門医の判断が重要となります。

治療により骨の形態の骨梁の数や幅が増化し、骨を強固にしてくれます。そして 一定期間の治療が終了した後も、定期的に検査を行い、状態に見合った治療を選択するということが大変重要とのことです。

今回講義していただいた治療剤は、患者さん自身が、自己注射を毎日行い治療をするというものです。 自己注射というと皆さん様々なイメージをお持ちだと思いますが、実際治療されている患者さんからは、 手技は難しくない、続けやすいという声が多くみられるということでした。

サポート体制も充実しており、患者さん一人で抱え込むのではなく、医院や、サポートセンター、家族の方、みんなで協力して骨粗鬆症の進行を抑え、骨折を予防していくということが大変重要とのことでした。

日本イーライリリー株式会社さんありがとうございました。

~看護師より~