症状
●初期の症状は腰痛ですが、進行すると、長い距離を歩けず、足に力が入らず、太もも、ふくらはぎに、痺れや痛みなどの 神経症状が出てきます。
●歩くことで 症状が強くなりますが、休憩を挟むことで、軽快しまた歩く事ができるといった状態になります。
●おしっこが出にくい、失禁などの症状も、出てくる場合があり、日々症状に差があります。
原因と病態
●腰椎がずれている状態で、ずれた腰椎が脊柱管（神経が通っている孔）を狭窄させ、中の神経（馬尾神経 神経根）を圧迫し、その神経が支配する部位（下肢や膀胱 直腸の筋肉など）に痛みや痺れなどが出現します。
●すべり症は脊柱管狭窄症の、原因となる代表的な原因疾患です。
診断
●レントゲン検査を行い、ずれている椎間板腔が狭まっていないかを確認します。
●ＭＲＩ検査を行い、どの程度神経を圧迫しているか、確認します。
治療
●保存的な治療によって改善する事も多い疾患です。
●薬物治療や、牽引療法、温熱療法、注射療法などを行っても、症状が改善せず進行してく場合は 手術（腰椎の圧迫している部分を取り除く 固定を行うなど）を検討します。
