関節リウマチの治療

関節リウマチの治療は、現在ある関節の痛みや腫れ・こわばりを軽減するだけでなく、長期的に病気の進行を抑え関節破壊を防止することが重要です。
現在のところ根治療法はありませんが、2011年から標準治療薬であるメソトレキサート(商品名:リウマトレックス、メトレートなど)の使用量が欧米並みに増やせるようになり、生物学的製剤の種類もレミケード、エンブレル、アクテムラ、ヒュミラ、オレンシア、シンポニーの6剤に増えてこれらを使い分ける時代となり、病気の進行を食い止めることが可能となってきました。

症状の程度や進行の早さにはかなりの個人差があるため、治療方針は患者さんにより異なりますが、発症早期に治療を開始することで、リウマチの進行を防げる可能性が高くなることも分かってきました。
リウマチと診断されれば、早期にリウマチ専門医による治療を受けるべきです。

手術療法

 薬による治療から、リハビリ、手術的治療(関節鏡による滑膜切除、関節温存足趾形成術、腱断裂の手術、膝・股・肩・肘関節などの人工関節置換術)まで症状に応じた治療を開始します。

※手術治療に関しては提携病院への紹介となります。