H30.9.12中外製薬株式会社さんによる原発性骨粗鬆症に対する勉強会がありました。

骨粗鬆症治療剤は様々な種類があり、それぞれに特性があります。

大腿骨近位部骨折は寝たきりの原因にもなり、健康寿命を大きく左右します。

大腿骨近位部骨折予防するには、皮質骨を強化することが大変重要とのことです。

骨粗鬆症治療薬にはそれぞれ骨親和性にも相違があり、骨親和性の低い薬剤は特に皮質骨の骨密度の改善につながるということでした。

骨密度を定期的に測定し、脊椎、大腿骨などの状態を確認し、最も効果的な薬剤の選択をしていく事が重要ということでした。

また、治療開始時は特に起こりやすい副反応(感冒様症状など)もあるため、患者さんに充分な説明と理解の上、治療を開始し継続していくことが大切ということでした。

骨粗鬆症予防にはビタミンDの充足も大変重要です。

50歳以上の女性9割がビタミンDが不足しているというデータもあるそうです。ビタミンDを充足させるためには、食事だけではなく日光を浴びることにより活性型ビタミンDに変化させなければなりません。

必要に応じ活性型ビタミンDを投与することにより不足、欠乏を予防して行く事も大切です。

中外製薬株式会社さん、ありがとうございました。

~看護師より~