宏洲(ひろしま)整形外科医院

久山町の宏洲整形外科。不安を安心に変える医院。

福岡県糟屋郡久山町大字久原3133-1
TEL.092-957-5151

08月

過活動膀胱の治療薬に関する勉強会

H28.8.24、小野薬品工業株式会社さんによる、過活動膀胱の治療薬に関する勉強会がありました。image (18)image (19)

過活動膀胱とは、尿意切迫感による症状(突然強い尿意が起こり我慢するのが難しくなる)という、自分の意思ではコントロールできない強い尿意が主な症状となります。

現在40歳以上では、全体の12.4%の人がこの症状で悩んでいると言われているそうです。

突然起こる強い尿意だけでなく、頻回にトイレに行きたくなる頻尿、尿意を感じると我慢できず尿漏れを生じてしまうなどの切迫性尿失禁などの、日常生活の質を大きく落としかねない症状を伴うことも多くあります。

原因は、脳血管障害やパーキンソン病、認知症などの神経の障害に起因するものだけでなく、年を重ねることによる加齢や、子宮や膀胱を支える筋肉の低下など様々です。

これらの様々な要因により、膀胱が過剰に収縮してしまい、強い尿意や尿漏れなどの症状を来たしてしまいます。

過活動膀胱による症状は、夜間排尿により、睡眠をとれない等、日常生活の質を大きく落としかねません。半覚醒の状態でトイレに行く事による転倒リスクも増大します。

過剰な膀胱の収縮を抑える内服薬を服用することで、これらの症状がおさえることができます。

症状の強い時間帯や、旅行などのイベントに応じて、お薬を調整することもでき、患者様個人のニーズに合わせることも可能だそうです。

男性、女性とわず、大変デリケートな問題であり、人によっては相談をためらったり、悩んでいる方も多くいらっしゃる疾患だと思います。

適切な診察、治療により、症状を大きく改善できるケースも多い疾患ですので、お悩みのある患者さまがいらっしゃいましたら、看護師か医師にこそっーと、声をかけられてください^^。

小野薬品工業株式会社さん、ありがとうございました。

~看護師より~

 

 

 

”リウマチの今” に関する勉強会

・H28,8,10 中外製薬さんによる 関節リウマチに関する勉強会がありました。

・現在、日本には70万人以上の関節リウマチを患っている患者さんがいるそうです。

・日常生活を痛みと常に向き合い、症状の進行するのではないかと、不安にさいなまれる日々をおくっている方も多いと思います。

・原因は現在も解明されておらず、診断を受けた場合のストレスや不安も大きな疾患の1つであると思います。リウマチ勉強会

・関節リウマチはなんらかの原因で、免疫系統に異常が生じ、自身の関節内にある細胞や組織を攻撃対象にしてしまうことで発症します。

・そして放置しておくと、関節を包む滑膜が腫れ、炎症時に発生するサイトカインという物質が過剰分泌されることで、炎症が骨や軟骨へと広がり、関節が破壊されていきます。

・最終的には、全身の関節に破壊がおよび、日常生活の質を大きくおとすだけではなく、肺や血管など全身に影響を及ぼす可能性もはらんでいます。

・現在、多くの治療方法が確立されており、病状の進行を抑えるだけでなく、通常の生活を維持することができ、関節の痛みや腫れをとる、臨床的寛解を維持している患者様も多くいらっしゃいます。

・リウマチの炎症を充分に落ち着かせること(臨床的寛解)を維持するためには、主治医と患者様が共に目標に向かって、治療していくことが不可欠です。

・自身の状況を理解し、受け入れることは、簡単なことではないと思います。しかし、疾患の進行を食い止めるためには、早期発見、早期治療の開始、治療の評価、継続が大変重要です。

・発症に至ってから、6週間未満で治療を開始することで、早期発見の分類となり、寛解に至る可能性も高くなるそうです。

・そして、発症後2年が過ぎてしまうと、関節破壊のリスクも高くなってしまうそうです。

・そのため整形外科分野において、罹患している患者様を早期に発見し、治療を開始することが重要視されているということでした。

・関節リウマチの発症の原因は未だ不明ですが、どのように疾患が進行していっているかは、解明されつつあるそうです。

・疾患の作用機序の解明によって、抗リウマチ薬や、生物学的製剤などの新薬を導入し、寛解へと至っている患者様も沢山いらっしゃいます。

・寛解に至るまでには、沢山ある治療方法のなかから、どの方法がベストなのかを主治医と患者様が共に向き合い、効果を確認していかなくてはなりません。

・もちろん、治療を進める上で、日常生活において気をつけるべきこと(身体に負担をかけない、定期的な受診など)もあります。

・痛みや不安の中で、希望を持つということは、困難であるとは思いますが、整形外科医の治療への介入は大きな一助となるのではないかと思います。

●もし、自身の症状が、リウマチによるものではないかと不安をお持ちの方や、実際にリウマチの症状で悩まされている方がいらっしゃいましたら、ぜひスタッフにご相談ください。

 

●当院の 関節リウマチ専門外来(※毎週火曜14:30~  )

●ご希望の方はスタッフにお声かけ下さい。予約をお取りします

・分類基準・

①朝のこわばり(1時間以上持続する朝のこわばりと関節症状がある)
②多関節の炎症(少なくとも3領域以上の関節の腫れ)
③手の関節に腫脹がある
④対称性に関節の腫れがある
⑤リウマトイド結節
⑥リウマチ因子が陽性(採血にて検査)
⑦レントゲン検査で典型的な関節所見
これら7項目のうち、4項目を満たせば関節リウマチと診断
①~④の項目は6週間以上持続していること

 ※生物学的製剤とは   

最近になって関節リウマチの治療に用いられるようになりました。炎症を起こす物質の働きを抑え関節が破壊を抑える効果があります。抗リウマチ薬で効果が不十分な場合適応となります。

患者様が、関節リウマチに関する知識を正しく持ち治療に対し、明るい気持ちで寛解に望むことができるよう、頑張っていきたいと想います。

中外製薬さんありがとうございました。

~看護師より~

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒアルロン酸製剤に関する勉強会

H28.7.27科研製薬株式会社さんによる、ヒアルロン酸製剤に関する勉強会がありました。

最初に、ヒアルロン酸製剤の適応である、肩関節周囲炎の病態と治療について講義をしていただきました。image (14)

肩関節周囲炎は様々な要因によって発症します。

主な要因として肩関節の中にある骨や靭帯などの組織が年齢を重ねていくにつれ変化が生じ、炎症を起こし強い痛みが生じるものがあります。

日常生活にもたらす影響も大きく痛みによる運動制限から、過度の安静、拘縮といった悪循環に陥ってしまうケースも多々あります。

炎症や強い痛みを伴う急性期と、運動制限や持続的な痛みを伴う慢性期とではリハビリや治療方法も異なる為、専門医による治療の介入が大変重要です。

肩関節周囲炎や変形性膝関節症の治療に用いられるヒアルロン酸製剤の注射は、関節内の滑膜に浸透し、関節軟骨を保護します。

それにより、関節の動きをスムーズにし、痛みの原因物質の発生を抑制してくれます。

加齢により関節内で産生能力の低下するヒアルロン酸を補充する役割もあります。

また、病態が進行した場合に行われる、人工膝関節置換術への、外科治療への適応に至るまでの期間も、注射療法を行うことで延長することができ、維持療法を希望される患者様にとっては、有効な治療であるといえます。

病態に応じ効果的な治療、リハビリを選択することは大変重要です。image (15)

今後とも、患者様一人一人が正しい理解のもと治療に臨むことができるように、知識を深めていきたいと想います。

科研製薬株式会社さん、ありがとうございました。

~看護師より~