H31.3.6中外製薬株式会社さんによる関節機能改善剤に関する勉強会がありました。

進行期の変形性膝関節症の患者さんは、正常であれば3〜5mmある関節軟骨がすり減ることにより、骨同士がぶつかり、強い痛みを伴います。

正常の膝関節内には、ヒアルロン酸が存在します。ヒアルロン酸は、保水力を持つ作用のため、力が加わったら押し戻すことで、緩衝剤の働きをし、関節の動きをスムーズにする役割があります。

変形性膝関節症においては、ヒアルロン酸の濃度と分子量が低下しており、これらを正常化することで除痛と膝関節機能の回復が期待できます。

治療には様々ありますが、関節内にヒアルロン酸製剤を直接注入することで、濃度と分子量を上昇させる方法も大変有効です。

ヒアルロン酸製剤の種類はいくつかあり、精製方法も異なり、濃度・分子量にも違いがあります。

病態に応じて効果的な薬剤を選択する事も大切だそうです。

中外製薬株式会社さん、ありがとうございました。

〜看護師より〜